繊維素材について


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セッション1で、だいたいの繊維の概要・分類がお分かりになりましたでしょうか?
改めて、勉強する機会もなかなかないものですよね。
さて、セッション2では、実際に購入したものの素材が分かっている場合には、その繊維の特徴を知っておくことで、取扱い上とてもためになると思います!
忘れても、またいつでもこのページで確認して、長持ちさせるためにも、繊維とのよいお付き合いをしていきましょう!

セッション2
繊維名 分 類 性  質 洗い方
適した洗剤
塩素漂白の可否 アイロン温度 使用される商品例その他
綿 天然繊維>植物繊維 天然繊維の中では、もっともポピュラーで多く使われている。吸湿性、染色性、耐熱性に優れ、繰り返しの選択にもよく耐える。丈夫で肌触りもよく涼しいために夏にかかせない素材。欠点としては、シワがよる、縮みやすい、乾きが遅いなど。 洗濯機洗い
石けんか 弱アルカリ性合成洗剤
160〜200度 下着、Tシャツ、タオル、ハンカチ、作業着、浴衣など多数

(リネン・ラミー・ヘンプ・ジュート)
天然繊維>植物繊維 麻の中にもいろいろな種類がある(亜麻・苧麻・黄麻・大麻など)。衣料としては亜麻(リネン)や、苧麻(ラミー)が多い。一般にさらっとした感触があり汗を吸いやすいので、夏の衣料によく使われる。また、丈夫で強く、通気性に富み、吸湿・吸水性にも富む。欠点としては硬く伸縮性がない、シワになりやすい、カビに弱いなど。 夏の衣料、ハンカチ
天然繊維>動物繊維 昔より繊維の中で最も美しく、繊維の女王といわれる優雅さがある。上品な光沢があり、また肌触りもよくしなやかなドレープ性(※1)があり、繊維の中では最も美しい色に染まるという特長を持つ。軽くて、保温性・保湿性・発散性に優れている。
欠点としては、光で黄変する、水や摩擦に弱い、虫に喰われやすい、高価であるなど。
ドライクリーニング
高級アルコール 系中性洗剤
× 120〜160度 和服、ネクタイ、ブラウス、スカーフ、パジャマ
羊毛
(メリノ・モヘア・カシミア・アルパカ・アンゴラ・キャメル)
天然繊維>動物繊維 メリノ種の羊の毛を刈り取ったものを一般的に羊毛(ウール)と呼んでいる。3000種以上もある品種の中でもメリノ種が半数を占める。繊維の中では、最も吸湿性が大きく、外からの水をはじき、適度の張りがあり、しなやかで風合いがよく暖かいという特長を持つ。欠点としては比較的強度が弱い、虫に弱い、家庭洗濯が難しい毛玉になりやすいなど。 ぬるま湯で押し洗い
高級アルコール系中性洗剤
× セーター、マフラー、手袋など
獣毛 天然繊維>動物繊維 羊毛(ウール)以外のカシミヤ・アンゴラ・ラクダなどの毛を総称して一般に獣毛と呼んでいる。手触りがよくなめらかで、とくにカシミヤは暖かさ、柔らかさ、軽さを兼ね合わせていて、高級素材として使用されている。 × セーター、マフラー、手袋など
レーヨン 化学繊維>再生繊維 木材パルプを原料にした繊維。染色が鮮やかで、絹に似た光沢と独特の風合いを持つ。欠点として、水に濡れるとシワになりやすく、腰がないので型くずれしやすい。 お勧めは手洗いだが、洗濯機でOKのものもある。また、ものによってはドライクリーニング
石けんか弱アルカリ性合成洗剤
120〜160度 裏地、下着、寝具、カーテンなど
ポリノジック 化学繊維>再生繊維 木材繊維を原料とした繊維。レーヨンに比べ綿に近い性質を持ち、濡れても強度が落ちず、縮みの少ない特徴を持つ。
キュプラ 化学繊維>再生繊維 一般的に商標名「ベンベルグ」で日広く知られている繊維。絹に似た光沢感としなやかさがあり、弾力性にも富んでいる。また、染色性もよく、レーヨンに比べシワになりにくいなどの特長がある。 120〜140度
(ものによっては120度以下で)
ブラウス、ドレス、下着、和装用下着、レインコート、スカーフ、裏地
アセテート 化学繊維>半合成繊維 パルプを原料に酢酸を化合させて繊維にしたもの。絹のような光沢とソフトな風合いがあるが、製品にした場合、張り・腰に欠け、シアになりやすく、水に弱い。 洗濯機

中性洗剤が適するが、ものによっては弱アルカリ性合成洗剤でもOK
× ブラウス、ふろしき、子供服、スカーフなど
トリアセテート 化学繊維>半合成繊維 アセテートより合成繊維に近い性質、つまり耐熱性が高く吸湿性が小さいので、乾きが早くシワになりにくい。シルキーな光沢や風合いを持ち、アセテートより一格上の繊維として位置付けられている。
プロミックス 化学繊維>半合成繊維 動物性たんぱく質を使って本質からシルキーさを求めた繊維で、日本で発明された繊維。染色性に優れ、鮮やかな発色性があり、絹と同じ分野で利用されている。 きもの、帯、ネクタイスーツ、スカート、ワンピース、フォーマルウェア
ナイロン 化学繊維>合成繊維 世界で最初に工場生産された繊維。摩擦、折り曲げに強く、弾力性があるのでシワになりにくい。また水に強く乾きも早いなどの特長を持つ。欠点として、熱に弱く日光に長時間さらすと黄変する。 × スポーツウェア、水着、下着、ストッキング、靴下、子供服など
ポリエステル 化学繊維>合成繊維 軽くてシワになりにくい、熱や変色に強い、プリーツ性があり、乾きも早いなど優れた性質を持つため、合成繊維の中では最も生産量が多い。商標名「テトロン」でも知られている。 裏地・下着・ワイシャツ、プリーツスカート、スボンレインコート、靴下、インテリア、寝装具、産業用など
アクリル 化学繊維>合成繊維 最も羊毛に似た合成繊維。軽くて柔らかく、湿感があり、合成繊維の中では最も美しい色に染まる。ポリエステルに次いで生産量が多い。 冬物セーター、毛布など
ポリ塩化ビニール 化学繊維>合成繊維 ビニール系合成繊維の一種。耐候性がよくて、丈夫で耐薬性に優れている。欠点として、耐熱性が低く、吸湿性がなく、難燃性のため衣料としてむかない点が多い。
ビニロン 化学繊維>合成繊維 合成繊維の中では最も吸湿性に優れ、強度が大きく摩擦にも強い。かつては、学生服、作業服、トレーニングパンツなどに混紡されていたが、現在は産業資材用として使われている。 トレーニングウェア、学生服、作業服など
ポリプロピレン 化学繊維>合成繊維 あらゆる繊維の中で最も軽く、強い繊維であるが、染色が困難、吸湿性がなく、耐熱性がないなど欠点が多い。
ポリウレタン 化学繊維>合成繊維 ゴムのように伸びるただ一つの繊維。ゴムに比べて老化しない、はるかに細い糸ができる、染色ができるなどの特長がある。 ぬるま湯で手洗い

中性洗剤
パンスト、靴下の口ゴム、水着、サポーター、包帯
ビニリデン 化学繊維>合成繊維 塩化ビニールに塩素を反応させてつくられた繊維。比重が大きく、吸湿性がないなどの性質がある。 インテリア・産業資材
※1.ドレープ性 体への沿いかたのこと。ドレープ性が大きいほど体にぴったりと馴染みます。
※プリーツ性
※耐候性
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