** スザニ(SUZANI)  **   

スザニとは、中央アジアの【ウズベキスタン】に伝わる伝統的な刺繍を施した布のこと。
具体的な特徴や歴史など下記ご参照ください。背景を知ると、より愛着が湧くから不思議です。

【ウズベキスタン】・・・と聞いても、どこにあるの?どんな国?全く想像がつかないという方がほとんどではないでしょうか?私も数年前までは全く未知の国(今でも、まあそうなんですが、、、)でした。
1991年にソビエト連邦解体と共に独立をしたとても新しい国です。首都は「タシケント」でシルクロードの中継点として古くから栄えている中央アジアの中心地です。また、他に「サマルカンド」は青の都と呼ばれる青を貴重とした美しいタイルの建築物が有名なところがあります。この国は昔から木綿・絹の生産には長い歴史を持っていて絣布がよく知られています。まだ、日本人旅行者は少ないかと思いますが、比較的治安もよく、歴史的建造物も多く、自然にも恵まれていることも考えると、今後、増加していくのではないかと、個人的に思います。



スザニについて
歴史
スザニは18世紀頃より現在のウズベキスタンを中心に作られ始めたもので、家族の安全や繁栄を祈って母から娘に代々伝統として受け継がれてきたものです。
特に結婚を控えた女性が母親や親戚と、新しい家庭の幸せを願って、一針一針、丹精を込めて作り上げます。
古いものほど、刺繍の技術も高いとされ、価値もあり欧州ではかなり人気が上がっています。
主に壁飾りや食器棚、座布団や布団を隠すカバーなどとして使われてきました。1991年の独立以来旧ソビエト連邦から解き放たれ、ヨーロッパでのブームもあり最近ではお土産などの商用としてスザニを多く生産するようになってきました。
由来
スザニはもともとタジク語で「針(で縫うもの)」を意味します。
日本語では「スザニ」と表記していますが、現地では「スザーヌ」「スザンニ」というようにも聞こえます。
未完成?? スザニには実は未完成の部分が残っていることがあります。
これは伝統として代々受け継ぐため、自分の娘に縫ってもらうように残しておきます。
もうひとつの理由としては、未完成にしておくことで「仕事がずっと続きますように」と願をかけるために未完成のまま残してあるようです。
刺繍について 代表的な刺繍にはチェーンステッチやブハラコーチングステッチがあげられます。
チェーンステッチの歴史は古く100年以上前のアンティークスザニにも施されています。ブハラコーチングステッチは、その名前の通りブハラという都市の新しいスザニに多く見られます。